Fate stay night[Realta Nua] セイバールート 感想・解説 Fate/
vita版Fate stay night[Realta Nua]セイバー√をプレイしたので感想、評価を書いていきます。
※ネタバレ要素のある文字は灰色で書いてます
総合評価
ノベルゲーの良さがつまった一作だった!
奈須きのこさんの表現力の高さ!
この手の異世界ファンタジー系のゲームや小説は文章で世界観を表現するのが難しく、チープな文章になったり難解すぎる文章になってしまっていて読むのが億劫になってくる作品も多い。しかしこのFate stay nightは中二病要素を残しつつも読みやすい流麗なテキスト+きれいなグラフィック。これらの要素が絶妙にマッチしていて良かった、戦闘シーンでは一枚絵だけでなく動きもついていたのでアニメ版にも負けない良さがありました。特にセイバールートでthis illlusion(ピアノver)が流れるシーンは感動しました…CVがフルボイスである点も魅力的。
スタジオディーンアニメ版と比べて
僕はDEEN版Fate stay night→ufotabeleアニメ版unlimited blade works→ゲーム版Realta Nuaの順番で楽しんでいるのですが、アニメ版を見た後に原作をプレイすると当時アニメ版では理解できなかったシーンにも説明が加えられていて一人でなるほどな~とひたってしまいました(バーサーカー戦で士郎が投影したカリバーンやセイバーがなぜ第4次聖杯戦争を覚えていたかetc)ディーン版も要点はよくまとめられていたように思えますが24話にまとめてあるのでどうしても説明しきれていないシーンもあります。
ディーン版を見て面白いと感じたならゲーム版のプレイをオススメします!
しかも2020/11現在スマホアプリ版ではセイバールートが無料でプレイすることができます!(凛、桜ルートは有料¥1600)
スマホなら移動時間、スキマ時間にプレイできるので超絶オススメ!
セイバールート 解説【ネタバレ含】
聖杯戦争にセイバーのサーヴァントとして参加したアーサー王(アルトリア・ペンドラゴン)の物語。
セイバーが聖杯を求める理由
セイバーは聖杯を求めていた理由、それは生前の過去をやり直すためであった。
自らの選択によって国を誤った方向に導いてしまったと悔いているセイバー、王の選定で自分が剣を抜いたことは間違いで自分よりも他にふさわしい人がいたはず、あの場に戻りすべてをやり直すために聖杯を使いたい…と考えていた。
実は完全なサーヴァントではなかった?
セイバーは他のサーヴァントとは違い実はまだ死んではいない。死の直前に、聖杯を手にすることができるのなら死後に英霊なってもいいと世界と契約し、聖杯を手に入れるために世界中の戦場をさまよっていたのであった。霊体化できないのも士郎が未熟なせいではなく、まだ生きていたためであった。
さらに過去の第4次聖杯戦争の記憶があったのもこのため。
※他のサーヴァントは英雄が死後に英霊となりサーヴァントとして人間に使役してい戦場での記憶を覚えていることはない
エクスカリバーの鞘は士郎の体の中にあった
エクスカリバーは実は剣とセットで鞘も宝具であった。エクスカリバーが最強の聖剣であるのならば、その鞘は持ち主に無限の治癒能力をもたらすものであった。
(ex生前にセイバーは鞘を盗まれてしまい、それが原因で敗北することになる)
この鞘は前マスターの切嗣が持っていて火の海にいた瀕死の士郎を発見した際に手の施しようがない判断したため士郎の体に鞘は移植さえていたのだ。
作中で士郎が驚異的な再生能力を発揮していたのはこのため。
最後の戦いギルガメッシュ・言峰綺礼戦でセイバーは鞘の反射能力を発動しギルガメッシュの乖離剣エアを反射、聖杯の泥に絡みつかれた士郎はこの鞘を投影して脱出。
まさに最強の聖剣とその鞘が揃ったセイバーは騎士王の名に恥じぬ強さです!
宝具「全て遠き理想郷(アヴァロン)」
感想
セイバールートはヒロインのセイバーを救うルートでした。王の責務を果たそうとやっきになるセイバーでしたが、トゥルーエンドではラストに聖杯を破壊後にセイバーは元の時間軸に戻り、死後に英霊となり戦い続ける事もなく眠るように穏やかな死を迎えた・・・
戦いの終わりとともに消えていく切ないラストがとても良いセイバールートでしたね。
セイバーが救われてよかったです!
セイバーは救われても士郎は英霊となり死後も戦い続けていくことになるかもしれないことを考えると複雑な心境になりました…
凛ルート(ubw)、桜ルート(HF)も順次追記予定です
以上最後までお読みいただきありがとうございました(__)