どうもこんにちは!連日の猛暑で体が…
結論から言うと貴重な新卒の枠を小売りなんかに使わないほうがいい!ってことをこの記事では書いています!実際に2年働いてきて今年から売り場担当チーフになって見えてきた正直な意見をこの記事では書いています。
今いる会社を選んだ理由
僕は2019年に4大卒新卒新卒採用で小売業(地方スーパー)に就職しました。
今いる会社を選んだ理由は大学生の時にバイトをしていたからです。
就職活動もめんどくさいし深く考えずに楽に正社員になれるならいいか♪
みたいな感じのノリで決めました、正直かなり後悔しています…orz
僕は元来根暗のコミュ障で高校、大学と周りと馴染めずずっとぼっちでした。
高校、大学ともに授業を受けに行くだけで終わったらすぐ帰って、休日もほぼ引きこもり状態。営業なんか絶対にできないし何か就職先はないものか…
と考えていたところ、いきついた答えがバイト先への就職でした。
やめたほうがいい理由×3
①誰にでもできる仕事
正直売り場チーフレベルではやってる仕事内容は社員といえどバイトorパートとなんら変わりありません。
商品の発注をして品出しをしてバイト、パートを監視して売り上げ・粗利の数字を見て1日は終了。季節ごとに鏡餅の陳列やお中元ギフトの陳列などイベントものもありますが基本的に本部から送られてくる商品を品出しするだけです。
あと店長の上司(幹部役員)が各店舗を回ってここをこうしろみたいな半いちゃもん的ないいがかりをつけてくることがあるのでこれに対応するのも重要な仕事ですね。
改めて書き出してみるとやはり誰にでもできる仕事ですね。
わが社ではグロッサリー部門の他にも青果・鮮魚・精肉・惣菜などいろいろ部門はありますが基本的に売り場チーフレベルでは誰にでもできる仕事です、これには理由があります(他社のことはよく知りませんが業界の構造上どの企業にもあてはまると思われます)
その理由はこの業界は圧倒的人手不足だからです。
人が入ってもすぐに辞めてしまう、ぼくの2年上の新卒社員の8割はすでに辞めています。
新卒で募集をかけてもやっと入ってきた人材を育成してもすぐに辞めてしまう。
人をせっかく育成してもすぐに辞めてしまう=売り場チーフの人手不足
できるだけ早く新入社員をチーフにしたい会社はチーフレベルの仕事をできるだけ簡素化させ、難しい仕事はスーパーバイザーという大雑把に言うとチーフの監視役みたいな人に仕事を回しています。これではやくチーフになって給料上げてもらいたい新入社員と会社の思惑は一致しましたね。
個人的にこの仕事を続けていても身につくこと、学べることはあまりないと思ってます。
②クレーマー、職場パートとのエンドレスバトル
みなさんはスーパーで働いている人といったらまっさきにどんな人を思い浮かべますか?
多くの人がパートアルバイトのおばさんを思い浮かべるでしょう。学生時代とか友達とか知り合いの親に一人はスーパーで働いている親御さんがいたハズです。
ズバリ実際に店舗で働いている人というのは8割9割パートのおばちゃんなんですね。
そしてどこの店舗に配属になっても必ず言うことを聞かないめんどくさいおばちゃんっていてるんですよね。みなさんのおばちゃんのイメージってどんなのですか?
「口うるさい、井戸端会議が好き、めんどくさい」だいたいこんな感じのイメージですよね。
誤解生まないように書いておきますが大半は本当にいい人なんです、極々一部少し変わった方がいるだけで。
その極々一部の方々が本当めんどくさいんですよね。
僕が右といったら常に左、こうしてくれと口でいって「わかりました」と返事をするも結局やってない。後日捕まえて話し合い、「なんでできてないの?」って。この永遠ループですよ、結局できてなくて店長、幹部から怒鳴られるのは自分なんだから頼むから言うこと聞いてくれよ(;^ω^)
身につくのはおばちゃんの扱い方のみ。
また、地域柄にもよりますが少し変わったお客様もいます、豆腐を買ってなかにものを自分で入れて異物混入だといわれる方、揚げ物を食べた後で味がおかしかったから別のものを持ってきてくれというお客様etc、この前にはセルフレジが「お金を入れてください」と何度も言ってくることに腹を立てて液晶画面をぶん殴って壊したお客様もいてました。
このような人々への対応もしなければなりません。
③将来性に疑問符
食品スーパー業界は比較的安定感のある業界であるといわれているんですね。理由は例えば不況になったとしても人間って食べなければ生きていくことってできないですよね。
極端な話、旅行をしなければ生きていくことができない!(生物的に)って人はいないですよね。
その点食費は人間にとって欠かすことのできない固定費であり、景気が悪くなり外食をしなくなればどこで一般の人々は食べ物を買って空腹を満たすのか?
答えは食品を安く売っているスーパーですね。
このような理由から不況に対しても比較的強いと言われているんですね。
しかし最近は競合他社の参入が以前にもまして競争が過激化しています。
僕のいる近畿圏でもディスカウンターがすでたくさん進出してきています。
例をあげると…
社長が女子アナのカトパンと結婚したことで一躍名を上げましたね、激安でいつも大繁盛しています。この企業のすごいところは生鮮も安くて質がいいところですね。労務管理に関しては一部噂もありますが…
古参スーパーの近くに店舗を構えて売り上げを奪い去っていきます、赤字覚悟のエブリディ超絶激安特価は地方スーパーにとって脅威でしかない
ドラッグ業界のクスリのアオキは地方スーパーを買収して食品スーパー業界に参入してきました。他のドラッグ系とは違い生鮮にも強く、特に精肉がいいと評判です、今後の動向に注目。
このようにドラッグ業界の食品スーパー進出、超激安ディスカウンターの台頭と競争は年々激化してきています。
だいたいこの手の店は古くからあるスーパーの近くに店舗を構えて売り上げを奪っていく戦略をとっています。基本的にスーパーの売り上げは
客数×客単価×買い上げ点数 です。
そのなかでもかなり大きなウエイトを占めるのが客数です、客数が減ったからといって客単価、買い上げ点数を上げてカバー!なんてことは難しいのではないでしょうか。
つまりこの手の店が近隣にできると売り上げに大きな影響が及ぼされるんですね。
さらにこの手の店は商品の値段も安いからそれに合わせて値下げをせざるを得ない
そうなると粗利益もとれなくなってくるんですね。
郊外は人口減、都市部はディスカウンター、ドラッグによる競争の激化さらにはネット通販の普及でこれからの将来はどうなるか全く予想がつきません…
まとめ
正直言って小売業は慢性的な人手不足の業界です、内定バラまきまくりです。また自社では中途採用の方がとても多いです、どうしてもこの仕事がしたいんだ!、この仕事じゃなきゃダメなんだ!といった方以外は内定がもらえるからという安易な理由で新卒の就職先を決めるのは絶対にやめたほうがいいです。
もし自分が大学生のころにタイムリープできるのならなんとしてでも自分を止めます!
くれぐれも僕みたいに後悔の日々は送らないようにね!
以上最後までお読みいただきありがとうございました(__)