一人ぼっち同盟

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新卒で小売りに就職するのは辞めたほうがいいかもしれない

自分は新卒で地方スーパーに就職した。1年ほどたっていろいろ考えることもあったので記事にしてみたいと思う。

 

目次

 

会社を決めた理由

まずは自分が今の会社に就職した理由だがこれはとても簡単で大学生の時にアルバイトをしていたからだ。

「就職活動?めんどいな、このままこの会社に就職すればめんどくさい面接、筆記も受けなくていいのでは?店長に就職したいって言ってみるか」

 

そんな軽い気持ちで入社する会社を決めたのだった。実際に就職すること自体はとても簡単だった。1dayの簡単な説明会兼インターンシップを受けてwebで試験を受けた後に幹部との面接を1度するだけで内定がもらえた。正直面接のときは緊張して何を話したのか全く覚えていなかった、落ちたなと思ったが数日後に電話が来て内定がもらえた。後々になって話をきくとバイトをしていた店長に電話がかかってきていたようだ。

面接官「採用しても大丈夫そうか?」と。店長はうまく答えてくれたようだ。

昔から自分をアピールすることが苦手な性格で殻にこもりがちな自分にとって営業という仕事はダンゼン向いているようには思えなかった、上司から怒鳴られる未来しか想像できなかった。何か営業以外で仕事はないのか。

一番身近にあったのがスーパー(小売り)だった。実際アルバイトとして社員の仕事を見ていてもいつも定時キッチリにタイムカードを切って帰っていた。いつもヒマそうにパソコンを事務所で触っているイメージだ。

大学生の時はただ学校に行って帰るだけの毎日だったし長所もないし自己prもできない部活もサークルも入っていないし友達もいない。面接で話すことなんてない。

どうせ何社受けても落ちるだけや。思えば当時はもっとよく考えたほうがよかったのかもしれない。

ほかにも2社内定をもらったがどちらも同じく小売業のホームセンターの企業だった。

 

こんな記事を書いているが今の会社は決して嫌いというわけではない。

いちおう地元ではそこそこ名前のしれたスーパーだし、自分を採用してくれたことに恩義のようなものも感じている。

そこでメリットデメリットを書き出していこうと思う。

 

メリット

休みが多い?

これは自分の就職した会社だけなのかどうかわからないが休みが多い、年間休日は110日をこえる。だいたい3日出勤すれば1日休んでいるイメージだ。さらに6か月毎に5連休がとれる。他社に比べて休みはすごく多いように思える。

人間関係が希薄

だいたい2年に一度のスパンで移動になる、そのため店舗間での人間関係はドライで飲み会などもほとんどなく完全に上辺だけの人間関係だ。これはコミュ障の自分にとっては大きなメリットだ。少し寂しいと思うときもあるが…

 

仕事がルーチンワーク

仕事は基本的に商品を発注して来たものを並べて売る。肉、魚、野菜、総菜などの生鮮部門は原料?を仕入れてそれを加工して商品化して店に並べて売る。平日、土日祝、イベントの日(クリスマスetc)などはあるが基本毎日の流れは同じだ。一日の予算を組んで、予算達成のためにはどれぐらい商品を売る必要があるのか。だったらこれぐらい仕入れて、パートは何時間必要だと計画を組み、それに従う。

 

デメリット

肉体労働

基本的に立ちっぱなしの肉体労働の仕事です。基本的に座っている時間よりも売り場で動いている時間のほうが多く自分は1日に約15000歩ほど歩いていて、7重いものを運ぶ場面も多く腰を痛める人もいる。これが嫌で辞めていく人も多少はいる。自分はあまり何も思わないが嫌な人にはネガな要素だと思う。

休日がほぼ平日のみ

盆、正月、GWは休めません。完全にカレンダーと真逆、休みは多いが休日が多く友達と予定が合わないことも多々。自分はあまり関係ないけど…それでもやっぱり世の中の大半の人が休んでいる中であくせく働くのは結構辛い。

給料が安い?

売り場での担当者だと給料の限界が上がらなくなる、それ以上給料を稼ぐには店長になるしかない。しかし店長は激務で毎日出勤している人もいる。残業代もつかないしブラックだ。地域をまとめるエリアマネージャーもあるがイスは少ない。

スキルアップが見込めない

潰しのきかない仕事だと思う。この業界は辞めても小売りに転職するケースが多いようだ、身につくスキルはないように思う。ビジネスマナーも身につかないし、やっていることはほかの業界では全く役に立たないような仕事ばかりだ。ぼくの配属されたグロッサリー部門はただただ注文した商品(豆腐やポテトチップスなど)を並べて売り場を作るのが仕事。また、働いている社員も変な人が多いし、常識のない人が多い。人にこの会社で働いていることを話してもスーパーで正社員??バイトしてるん?みたいに大概は微妙な反応をされる。あまり胸を張って人に言えるような仕事ではないのかな…悲しい。

将来性が・・・

どの業界でも言えることなのかもしれないが将来性に不安を感じてしまう、単純な作業の連続でAI化が進むと真っ先に切られる職業に名前があがってしまっている。(スグには労働力が人間からロボットに置き換わることはないとは思うが…)それでもネット通販の発達、人口の減少&都市集中化で地方郊外型に店を構えている小売りは厳しい闘いを強いられるように思われる。弊社の売り上げ、経常利益はもう何年もまえから頭打ちで、店舗も1つ閉めては1つ開ける。そんな感じだ。

 

まとめ(それでも・・・)

色々書いてきたが自分は結構この仕事を気に入っている。仕事内容はパート・アルバイトでもできる単調な内容の業務ばかりだが誰かがやらなければならない仕事だし、大げさに言うとその地域のライフラインを支えている仕事だ、スーパーマーケットが地域一体からなくなると困る人は多いと思う。社員は変な人が多いけど基本的に根っからの悪人は今のところ自分の周りにはいない。小売りは底辺と言われバカにされることもあるが間違っておらずにそれも一理あると思う。それでも自分は誇りをもって働いている。

 

でも新卒で入るべき業界ではない。基本小売りはやりたい人が少なく人材不足だ。中途採用も常に募集しているし、転職も難しい業界だ。わざわざ新卒という強力なカードを使って飛び込むべき業界ではない。自由な時間のある大学生時代にしっかり自分と向き合って入る会社を選んだほうがいい。1日を24時間とすると8時間寝て8時間働く。起きている時間の中で仕事の占める割合は大きい。学生に戻りたいorz

 

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