アニメ キングダム（2012） 感想
引用：TVアニメ キングダム 公式サイトより
【あらすじ】
紀元前、中国。時代は春秋戦国時代。西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信と漂の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の代将軍になること。
そんなふたりにある転機が訪れる。王宮に使える大臣・昌文君の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのだ。
だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうりふたつの少年・政と出会う。この少年こそ秦王・嬴政ーのちの始皇帝であった。
アニメーション制作 ぴえろ
【キャスト】
信：CV森田成一
嬴政：CV福山潤
河了貂：CV釘宮理恵
【感想】
かつてないスケールで展開していく物語
舞台は春秋戦国時代の中国です。紀元前200年ぐらい？三国志のさらにまだ前の話みたい、自分は中国史の知識はほとんどなく世界史で少し勉強した程度ですが、中国は紀元前200年ごろにすでに国土を奪い合う戦争をしていて戦術も生まれていたことに驚愕、どんだけ戦争してんだぁ～、日本は弥生時代で米を作っています。歴史好きとしては中国4000年の歴史を感じることができてこの時点ですでに胸が熱い（笑）戦争っていったら僕の中では第二次大戦のイメージが強いのですが近代兵器が出現するまでは弓を射って馬に乗って槍で戦っていたんですね、歩兵の絶望感がすごい、勢いつけて駆けてくる馬に対して剣で戦いを挑むって、、進撃の巨人の調査兵団並みのブラックじゃん…
「心臓をー捧げよ！」
主人公 信のカッコよさ
主人公の信がなんといってもかっこいい。まさに男の中の男、ビックマウスだけど有言実行で人を味方につける不思議な力があり、直情的で曲がったことは許さない、ワンピースのルフィを彷彿とさせる少年漫画の王道的主人公で見てる自分も自然と熱くなってきます。
戦争の残酷さ、悲惨さにも目を向けている
信の視点だけではなく一般の人目線でも物語が描かれていたのが印象的でした、主人公以外にも物語がある。俺戦争が終わったら結婚するんだ。みたいなフラグもあり、もしやコイツ死ぬのでは？と思いハラハラしながら見てました。戦場での最前線の兵の役割は悲惨でまさに使い捨て生きて帰れれば万々歳、次々と襲い掛かる敵兵の襲撃、戦術の多彩さ、とっさのひらめきは見ててどうなるか展開が予想ができずワクワクしてみることができ面白かったです。
作画が・・・
作画が少し残念でした、cs放送で時々見ていたnhkの「団地ともお」ってアニメがあるのですが（団地で暮らす小学5年生の日常を描くアニメです）←面白いし好きなアニメなのですが、どうもcgシーンは時々「ともお」が見え隠れしてしまうんですよね、参考までに2期はcgシーンはかなり少なくなっていました。内容が良かっただけにこれは少し残念だと思いました。
【総括】
間違いなく面白いし勢いのあるアニメだと思います、人気なのも納得
38話あるけど休憩回もなくどんどん話が進んでいくのでペースは良かった。王都入場の下りから蛇甘平原の闘い、そして趙軍との戦いまでみどころが多くイッキ見＆寝不足必至。登場人物が一人一人違った考えを持っていて各々の信念を貫くかっこいい生きざまも魅力的でそれぞれのキャラが立っているところもよかった。名言も多くあり見返してまとめてみるのも面白そう。
「勇猛と無謀は違う、そこをはき違えると何も残さず早く死ぬ」
by秦軍千人隊長 縛虎申
「弱者には弱者の戦い方があります。これは卑怯ではなく戦法です」
by伍長 澤圭 一般人代表のおじさんです、この人を見てると自分がアニメの中にいたらこんな感じなのかなって思います、子に人は死んでほしくないなぁ。
最後にこれだけは言わせてもらう・・・
きょうかいはかわいい、かわいいは正義
アニメ キングダム 23話 夜語りより
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